We discussed about the issue openly.
この文は正しいでしょうか?動詞の後に前置詞が必要なのか必要でないのか迷ったことがありませんか?
その動詞が自動詞ならば前置詞が要ります。他動詞であれば前置詞をつける必要はありません。
We discussed the issue openly. が正しいんじゃないかしら。確か discuss は他動詞だから about は必要ないわよね。でも会話ではうっかり about をつけてしまいそうね!
We had an open discussion about the issue. の場合は about が必要だ。今回は混同しやすい自動詞・他動詞の典型をまとめてあるから、一気にチェックしておこう!動詞が自動詞か他動詞かによって、文の構造が変わってくるから、その区別は重要だね。
自動詞・他動詞とは
自動詞とは目的語をとることができない動詞です。一方、他動詞は目的語をとることができる動詞です。
ですので自動詞のすぐ後には名詞が来ません。もし名詞を続けたいのであれば、「前置詞+名詞」があとに並びます。
逆に他動詞は目的語をとれるため、目的語の前に前置詞はいりません。
動詞の中には自動詞なのか他動詞なのか勘違いしやすいものがあります。
具体的にどのようなものがあるか見ていきましょう!
他動詞と間違えやすい自動詞
基本動詞が含まれた句動詞については関連記事を参照してください。
基本編
All the insects are waiting for spring.
訳 虫たちはみんな春を待っている。
I also agree with them on that point.
訳 その点では、私も彼らの意見に賛成です。
She’s always complaining to me about her husband.
訳 彼女はいつも旦那の愚痴ばかり言っています。
When will he arrive at Ueno station?
訳 いつ彼は上野駅に到着するのだろうか。
I have to reply to his letter by tomorrow.
訳 明日までに彼の手紙に返事をしなければならない。
I’ll pass the exam before I graduated from the school.
訳 私は卒業する前にその試験に合格する。
応用編
I must apologize to you for my mistakes.
訳 私の過ちをお詫びしなければなりません。
He strongly insisted on doing that.
訳 彼はそうすることを強く主張した。
We searched for the key in the dark.
訳 私たちは暗闇の中で鍵を探しました。
It indicates this product accounts for more than 80% of the revenue.
訳 これは、この製品が収益の80%以上を占めていることを示しています。
Her speech appealed to sentiment.
訳 彼女の演説は感情に訴えた。
He was not willing to consent to that agreement.
訳 彼はその契約に同意する気がなかった。
Half of the workers objected to a restriction.
訳 労働者の半数は制限に反対した。
If you want to know more details, please refer to the link.
訳 詳細については、リンクを参照してください。
自動詞と間違えやすい他動詞
基本編
Will you marry me?
訳 結婚して下さい。
Someone seemed to enter my house through a window.
訳 誰かが窓から私の家に入ったようだった。
He is leaving Osaka for Tokyo tomorrow.
訳 彼は明日東京に向けて大阪を出発します。
It took three hours to answer the difficult question.
訳 難しい質問に答えるのに3時間かかりました。
Were they able to reach a consensus?
訳 彼らは意見の一致に到達することができましたか?
We deeply considered the proposal for a long time.
訳 私たちは長い間その提案を深く考えました。
I’d like to discuss some topics with you.
訳 いくつかの話題についてあなたと話し合いたいと思います。
応用編
We are going to attend a funeral this morning.
訳 今朝は葬式に出席します。
Don’t mention it to them because it’s a secret.
訳 それは秘密なので、彼らに言わないでください。
The specialist asked them not to approach the wild animals.
訳 専門家は彼らに野生動物に近づかないように頼んだ。
The kind woman accompanied my grandmother to the station.
訳 親切な女性が私の祖母に駅まで付き添ってくれました。
I completely oppose your suggestion.
訳 私はあなたの提案に完全に反対します。
You should obey the doctor’s order to get well soon.
訳 あなたはすぐに元気になるために医者の命令に従うべきです。
The strange worms inhabit the riverbed.
訳 奇妙な虫は川床に生息しています。
Everyone noticed that you resemble a famous actress.
訳 あなたが有名な女優に似ていることに誰もが気づきました。
自動詞と他動詞が別の単語になる場合
「横たわる」と「横たえる」
He lay down on the sofa.
訳 彼はソファに横になった。
「横たわる」は lie です。lie – lay – lain / lying と変化します。
The company lays railroad tracks.
訳 会社は線路を敷いている。
「横たえる」は lay です。lay – laid – laid / laying と変化します。
「上がる」と「上げる」
The temperature will rise today.
訳 今日は気温が上がる。
They say that she’ll be raised to manager.
訳 彼女は店長に昇格するらしい。
「座る」と「座らせる」
The woman sitting next to him is my sister.
訳 彼の隣に座っているのは妹だ。
He seated himself and read a newspaper.
訳 彼は座って新聞を読んだ。
豆知識
「知っている」程度の違い。
I know him. →彼とつきあいがある
— Lovely (@lovelyenglish3) October 10, 2020
I know about him. →彼についての情報を知っている
I know of him. →彼の存在や名前は知っている
こんなニュアンスの違いがあります
まとめ
前置詞をどうするかは英作文をする時に間違えやすいポイントの一つです。
どんな前置詞を使えばいいかだけでなく、そもそも前置詞が必要なのか必要でないのかを考えないといけない場面があります。
それに大きく関わるのが今回の自動詞・他動詞の区別です。間違えやすいものはまとめて覚えておくと良いでしょう!
さらに勉強したい人のために、この文法書には「動詞」という項目に「自動詞と間違えやすい他動詞」「他動詞と間違えやすい自動詞」のやや詳しい説明が載っています。現代英文法を網羅的にカバーした、専門的かつわかりやすい正統派の文法書です。例文はネイティブチェックされており、安心して使える座右の一冊です。
