今回はハイスコアを達成した私のTOEIC体験をお話しします。スコアの推移やおすすめの本についても語ります。以下TOEICと記載してあるのはTOEIC Listening&Reading テストのことを指します。
毎回たくさんの人が受ける人気のテストね。本屋さんで問題集を見たことがあるわ。
日本や韓国では非常にポピュラーなテストだね。参考書の数もとても多いね。
高得点なら履歴書に書けば有利になることが多い。
テストを受け続けることを生きがいにしている人もいるよ。
みんなで情報交換しながら試験勉強をすると楽しいですよ。
結果発表がドキドキなんですよね!
私のスコア推移を公開します-約2年で900超え達成
755点から始まり、幸いなことに1度もスコアダウンすることなく、2年1カ月後の7回目の受験(新形式)で900点超えを達成しました。(グラフはクリックで拡大できます)
おいらが TOEIC をやってた頃は、試験後の1ヵ月ぐらいは腑抜けになっていたよ
— Lovely (@lovelyenglish3) October 2, 2020
すぐ次に向けて勉強を再開できる人はすごいと思う
私が40代でTOEICを始めた理由
英語は好きな教科でした。高校の時は英語のスピーチコンテストに出たこともあります。大学受験では英語は得意科目のひとつでした。
ところが社会人になってからは英語に全く関わらない時期がしばらく続きました。海外生活はもちろん海外旅行経験すらなし。留学経験もなし、です。
40代に入り、ある時から英語をやり直したくなり、勉強を開始しました。
勉強を進めるうちに、自分の英語のレベルについて知りたいと思うようになりました。また、勉強した証明になるものを残したいとも思いました。
点数がはっきり出るため、自分の位置がわかる。努力の成果が数字として表れ、進歩が実感しやすく、やりがいを感じることができる。
仕事は多忙でしたが、働きながら勉強時間を確保することに努めました。TOEICの受験を続ける上で何点で卒業するか迷ったこともあります。しかし最終的に目標設定は900点以上としました。
途中で、旧形式から新形式にテスト形式が変わるハプニング(?)があって慌てましたが、何とか乗り越えることができました。
目標達成に役立った具体的な勉強法
では具体的にどんな勉強をしたのかについて説明します。
公式問題集をコピーし張り付けて、ノートを作りました。問題集を解いて間違えた部分もノートにまとめていきました。
平日は通勤時間が長かったため、通勤電車の中でリスニングをしました。休日は運動も兼ねて歩きながらリスニングをしました。忙しい社会人の場合、いかに勉強する時間を確保するかが重要です。移動中のリスニングは有効です。
モチベーションを上げるためには、Excel で数値化した学習記録(画像クリックで拡大できます)を作成したり、Twitter で英語友達と交流することがとても役に立ちました。試験結果にもとづいて自分の弱点を分析して、勉強の計画を立てました。
また、TOEIC経験の豊富な人から情報を集めることもしました。目標を達成した人たちの体験記はいくつも読み込みました。
・数値化した学習の記録をつけることにより、少しずつでも進んでいることをが実感できます。
・努力を続けている英語友達との交流により、良い刺激を受けることができます。
・目標を達成した人の体験記を読み込むことにより、学習のヒントを得ることができます。
語学は継続が何よりも大事なのは間違いありませんが、毎日やらなくても大丈夫です。無理をせず、体調がすぐれない日や仕事が忙しい日はあえて勉強をしない選択をすることも大切なことです。
反省点としては、音読をあまりしなかったことが挙げられます。それでも最終的に900点を超えることができ、とても嬉しかったです。(画像クリックで拡大できます)
TOEIC900点は英語学習の通過点に過ぎませんが、ひとつの仕事をやり終えた充実感がありました。
その後は海外旅行もするようになり、英会話にも力を入れるようになっています(2020年現在)。
【効果は実証済み】確実にスコアを上げるおすすめ問題集ベスト5
本屋さんに行くと数えきれないTOEICの参考書が並んでいます。どれを使うか迷いがちですが、信頼できる本を使うことが極めて大切です。多くの人が言っている通り、TOEICの場合は公式問題集をやることが必須です。
結論から言いますと、役に立ったベスト5はこれです。
- 公式問題集→最低限これだけは持っていましょう。最近のものは全部そろえた方が良いです。
- 特急シリーズ→有名講師陣が執筆。どんどんやりましょう。
- 文法問題でる1000問→圧倒的ボリュームです。文法は基礎です。
- 千本ノックシリーズ→ポイントが超コンパクトにまとまっています。
- 990点攻略→満点を目指す人のためのマニアックな問題集です。
特に990点攻略以外の4冊は初心者のうちから必ず知っておくべき本です。
公式問題集
「公式TOEIC Listening & Reading 問題集」シリーズとはTOEICのテスト開発機関であるEducational Testing Service(ETS)が、実際のテストと同じプロセスで作成した問題を収録したものです。一冊にはテスト2回分が収録されています。
他の出版社からもいろいろな模試が出版されていますが、どうしても本家ETSの問題集には及びません。公式のものは最も質が良く、自宅にいながら本番と同じ感覚で問題を解くことができます。
もし一冊だけTOEICの本を買うとしたら、私は間違いなく公式問題集を選びます。間違いなくTOEIC学習者の聖書(バイブル)的な存在です。
全くの初心者の方でも、本番さながらに時間を計測してまずは問題を解いてみることをお勧めします。そうすれば自分の現在位置がわかり、課題が見えてくるはずです。
私の場合はリスニングに弱点があったため、パート3・4の部分を集中的に繰り返し聞いて、TOEICらしい英語のリズムを体得しました。
多くのハイスコア達成者が、公式問題集をメインに使うことの絶大な効果を認めています。一度問題を解いたら終わりではなく、この本を徹底的に使い倒すことです。他の参考書を使うよりも、高得点を達成しやすくなります。
この本をTOEIC学習の中心に据えましょう!
特急シリーズ
「特急シリーズ」はTOEIC受験経験が豊富な執筆陣によって作られたコンパクトな本です。
どれも内容が素晴らしく、スコアアップに直結する知識を得ることができます。単語、文法、リスニング、リーディングなど様々なテーマで数多く出版されています。
持ち運びに便利なので私は通勤電車の中で問題を解いたこともよくありました。また、それほど分厚い本ではないので、やる気があれば一冊を数日で読むことができます。
ぶ厚い参考書にじっくり取り組むことも大事です。しかし、薄めの本を短期間でどんどんこなすことで自信をつけていくことができます。
私は900点を超えるまでに25冊ぐらい読みこみました。その中でも花田徹也先生の「文法特急」は基本事項がまとまっていて良くできている本です。
とっても種類が豊富です!
『金のセンテンス』という特急シリーズの本を紹介した記事もあります。
文法問題でる1000問
「TOEIC L&Rテスト文法問題でる1000問」はTEX加藤先生が執筆された本です。TOEICのパート5で出題されるタイプの文法問題を集めてあります。
TEX加藤先生はTOEICの試験を受け続け、綿密な研究を重ねているだけに、内容はとても信頼できるものです。
この本の最大の特徴は他に類を見ないほどボリュームがあり、徹底的に文法問題に取り組めるという点です。
辛抱強く最後まで取り組めば、文法問題については確固たる自信を持つことができます。
私はどんどん解いていって、後で間違えた問題を集中的に見直しました。
特に初心者の方は最後までやり遂げるには努力が必要だと思います。しかしその努力は確実にスコアアップに反映されるでしょう。
頼りになる渾身の力作です!
千本ノック・シリーズ
「千本ノック・シリーズ」。文庫・新書のサイズで極めてコンパクトであり、持ち運びしやすいです。ページ数もそれほど多くなく、通勤中や出かけた先の喫茶店などでも気軽に読みやすいです。
一問一答形式で解説もとても簡潔にわかりやすく書いてあります。設問もよく研究されていて、最新の出題傾向も反映されています。
執筆者の中村澄子先生は長年TOEICの指導に携わってこられたベテランで、信頼できる方です。
問題を解いていって、とくに間違えた問題については十分に研究して、弱点潰しに使うことをお勧めします。
出てくる単語はすべてチェックしておくと、あとで非常に役に立ちます。
何冊もこなして、その度に自信をつけていきましょう。
超わかりやすくて好き!
990点攻略
「TOEIC L&Rテスト990点攻略 改訂版」は濱崎潤之輔先生によって書かれた、TOEIC満点を目指す人のための問題集です。
TOEICの参考書の中では最も難易度の高い部類に入るもののひとつです。マニアのニーズを十分に満たすような重厚な内容です。初心者にはお勧めしません。
この値段でこれほど充実した内容を学べるのは、間違いなくお得です。
私は900点を超える前にこの問題集(改訂前のバージョン)もひと通り解きました。
解いた後は、目新しい語彙に印をつけながら解説を熟読しました。問題も練られていて語彙のレベルも他の本よりかなり高く、読み応えがありました。
終えた後はぐんと一段高いところに飛躍してレベルアップした感じがしました。
私は結局満点を目指さずに、900点を超えた時点で一旦TOEICを卒業しましたが、この本に出会えたことで英語の奥深さを知れて、とても良かったと思っています。
これはマニアにしか書けない本だね!
これからTOEICを受ける人へアドバイス
TOEICの勉強は楽しい時ばかりではなくきつい時もありますが、やった分だけはっきりとした点数が出るのでやりがいもあります。
900点を超えてやっと見えてくる景色もありますので、よかったらぜひ頑張ってみてください。
まとめ
TOEICは非常によくできているテストで、やってよかったと思っています。
一度はほれ込んで、取り組んでみたらいかがでしょうか?
900点を超えてからは、さらに高得点をめざして進む人もいます。
しかし私はスピーキングが弱いと感じていたので、TOEICはいったん卒業して別の道に進むことにしました。再び受ける日がいつか来るんでしょうか?
