- 本屋さんの書棚には、TOEICの参考書が所狭しと並んでいます。
- この記事では私の体験から、役に立つ問題集・参考書・単語帳を紹介します。
- 信頼できる本で、確実にスコアアップを達成しましょう。
効果があった本ベスト5
TOEIC900点超えに役に立った本、ベスト5はこれです。
- 公式問題集→これだけは持つべき。最近のものは全部そろえたほうがよい。
- 特急シリーズ→有名講師陣が執筆。どんどんやる。
- 文法問題でる1000問→圧倒的ボリューム。文法は基礎。
- 千本ノックシリーズ→ポイントがコンパクトにまとまっている。
- 990点攻略→満点を目指す人のマニアックな問題集。
とくに990点攻略以外の4冊は、初心者のうちから知っておくべき本です。
公式問題集
「公式TOEIC Listening & Reading 問題集」シリーズとはTOEICのテスト開発機関であるEducational Testing Service(ETS)が、実際のテストと同じプロセスで作成した問題を収録したものです。
一冊にはテスト2回分が収録されています。
本家ETS版の迫力
他の出版社の模試は、どうしても本家ETSの問題集には及びません。公式のものは最も質がよく、自宅にいながら本番と同じ感覚で問題を解けます。
もし、一冊だけTOEICの本を買うなら、私は公式問題集を選びます。TOEIC学習者のバイブル的存在です。
使い倒す価値あり
本番のように時間を計測して問題を解きましょう。そうすれば、自分の現在位置がわかり、課題が見えます。
私の場合はリスニングに弱点がありました。そのため、パート3・4を集中的に繰り返し聞いて、TOEICらしい英語のリズムを体得しました。
多くのハイスコア達成者が、公式問題集をメインに使うことの効果を認めています。一度問題を解いたら終わりではありません。徹底的に使い倒すことです。他の参考書を使うよりも、高得点を取りやすいです。
この本だけでいい?
ただし、注意点があります。
「公式問題集だけあれば、他の参考書はいらない」と極論する人もいます。しかし、私はそれは現実的には不可能ではないかと思っています。
もっと基礎的な本やパート別の攻略本からやったほうがよい人もいます。
公式TOEIC Listening & Reading 問題集 10
特急シリーズ
「特急シリーズ」は、TOEIC経験が豊富な執筆陣によって作られたコンパクトな本です。
どれも素晴らしく、スコアアップに直結する内容です。単語、文法、リスニング、リーディングなどテーマ別に出版されています。
達成感を得やすい
持ち運びに便利です。私は通勤電車のなかで問題を解いたこともありました。また、分厚い本ではないので、やる気があれば一冊を数日で読めます。多忙な社会人には最適です。
ぶ厚い参考書に取り組むこともいいものです。しかし、薄めの本を短期間でどんどんこなすことで、自信をつけていけます。
繰り返して取り組む
1回問題を解くだけではもったいないです。知らない文法や表現をチェックし、丁寧に取り組みましょう。
私は900点を超えるまでに、このシリーズは25冊ぐらい読みこみました。とくに、花田徹也先生の「文法特急」は基本事項がよくまとまっています。
文法問題でる1000問
「TOEIC L&Rテスト文法問題でる1000問」はTEX加藤先生の本です。TOEICのパート5に出そうな文法問題を集めてあります。
TEX加藤先生はTOEICを受け続けて、綿密な研究を重ねています。内容はとても信頼できるものです。
徹底的に文法をきわめる
この本の特徴は、他に類を見ないボリュームです。徹底的に文法問題に取り組めます。
辛抱強く最後までやれば、文法問題に確固たる自信を持てます。
やり遂げるには努力がいる
初心者は、最後まで行くのはたいへんだと思います。しかし、その努力は確実にスコアアップに反映されます。
千本ノック・シリーズ
「千本ノック・シリーズ」は文庫・新書のサイズです。コンパクトで持ち運びやすいです。
通勤中や喫茶店などでも気軽に読みやすいです。
重要ポイントがわかる
一問一答形式で、解説もわかりやすく書いてあります。設問に最新の出題傾向も反映されています。重要ポイントを的確に押さえています。
執筆者の中村澄子先生は、長年TOEICの指導に携わってきたベテランです。TOEICを受けるなら、知っておきたい先生です。
弱点つぶしに使える
とくに間違えた問題を研究して、弱点をつぶしていきましょう。
出てくる単語はすべてチェックしておくと、あとで役に立ちます。
何冊もこなして、自信をつけていきましょう。
1日1分! TOEIC L&Rテスト 炎の千本ノック! 文法徹底攻略
990点攻略
「TOEIC L&Rテスト990点攻略 改訂版」は濱崎潤之輔先生によって書かれました。TOEIC満点を目指す人のための問題集です。
マニアの期待に応える
TOEICの参考書では、最も難易度の高い部類です。マニアのニーズを満たす重厚な内容です。この値段でこれほど充実した内容を学べるのは、お得です。
私は900点を超える前に、この問題集(改訂前のバージョン)も解きました。
解いた後は、目新しい語彙に印をつけて解説を熟読しました。問題も練られていて、語彙のレベルもかなり高く、読み応えがありました。
読了すると、高いところに飛躍してレベルアップした感じがしました。
私は900点を超えた時点でTOEICを卒業しました。しかし、この本で英語の奥深さを知れて、よかったです。
初心者には難しすぎる
少なくとも800点台に入ってから、この本を使いましょう。難しすぎる問題にいきなり取り組むことは、挫折の原因にもなりえます。
この著者は、初級者から上級者まで幅広く対応している文法書、TOEIC® L&Rテスト 詳説英文法も出しています。
【CD2枚付】TOEIC L&Rテスト990点攻略 改訂版: 新形式問題対応
2022年には、文法・語彙のバージョンも出ました。
TOEIC L&Rテスト 990点攻略 文法・語彙問題1000
おすすめTOEIC単語帳
TOEIC用の単語帳で、私がおもに使ったものは次の2冊です。
金のフレーズ
金のフレーズは、すっかり定番になった単語帳です。
有益な情報が載っていますので、高得点を狙う人は、隅々まで読みましょう。
システム英単語TOEICテスト
システム英単語は大学受験用の単語集として有名ですね。この本はそのTOEIC版です。
こちらのほうは、金のフレーズほど使う人は多くないかもしれません。
しかし、データベースにもとづいて頻出のコロケーション(連語)が整理されているので、役に立ちました。
私の TOEIC 体験
私の TOEIC 体験は、次の記事に詳しくまとめました。
まとめ
忙しい社会人は、効率的な勉強が大切になってきます。そのような人も安心して使える TOEIC の本をご紹介しました。とくに、公式問題集の価値はあらためて強調しておきたいです。
もっと忙しく、 TOEIC を受ける余裕のない人におすすめのテストもあります。
CASEC です。ネット受験できる英語コミュニケーション能力判定テストです。
これは英検が基礎開発し、現在は株式会社教育測定研究所という所が開発・運営しています。いつでもどこでも受験可能です。TOEIC(R)スコアや英検の級との関連の目安もわかります。