英語学習体験記と本の感想

【神教材】英語の長文を音読する効果-現代ビジネス英語を使う私のやり方

 
本を持つ女性
 
 

ブログ運営者

こんにちは!!!Lovely でごんす。
TOEIC 900点超えのおじさんっす。
例文がいっぱいのブログだよ。
 
  • 英語の勉強には「音読」がいいとよく言われます。音読は本当に効果があるのでしょうか?どんなタイミングで始めたら良いのでしょうか?
  • この記事では、長文音読について、私の取り組みをお話しします
  • 現代ビジネス英語という素晴らしい教材の特徴と、無理なく長文音読を継続する私の方法を具体的にお伝えします。

私が音読を始めたきっかけ

1冊の有名な本-同時通訳の神様が言うこと

はじめに1冊の有名な本を紹介します。同時通訳の神様と言われた國弘正雄先生の本です。

この本には「音読を中心とした英語学習は王道である」という内容が書かれています。以前の私はこの本をはじめ、音読パッケージトレーニングなどを読み、「音読は大事なんだな」と思っていたものの、実際の勉強で音読を本格的にやったことはありませんでした。

私のTOEIC時代はインプット中心だった

私は、文法を理解するような学習(頭脳を使う)と、音読を反復するような学習(身体を使う)は車の両輪のような関係だと思います。どちらに偏ってもいずれ壁にぶつかってしまうようです。

たとえば、TOEICに取り組んでいた時代の英語学習は、今より口や手を動かすことがずっと少なかったです。

TOEIC(LR)に特化した勉強をしていると、どうしてもインプット(リスニング・リーディング)中心の学習になりがちでした。音読の重要性は知っていましたが、じっくり腰を据えて取り組む時間はありませんでした。

TOEIC を卒業して英会話スクールに通うようになって、よりアウトプットの大切さに気づくようになりました。

アウトプットに取り組む時間ができた

英会話を本格的にやってみたい人にとっては、音読と英作文は基礎になります

アウトプット(音読と英作文)により多くの時間を当てられるようになっていたため、私は重たい腰を上げてずっとやりたかった音読を本格的に始めようと思いました

当時、音読に取り組むにあたって私が選んだ教材はNHKテキストの「実践ビジネス英語」でした。それは現在は季刊の「杉田敏の現代ビジネス英語」へと名前が変わっています。内容のコンセプトは変化していません。

現代ビジネス英語を教材として音読する

この教材の表紙と例文

中身の文章はどんな感じなのでしょうか?

例えば、Culture of “Love and Profit” というレッスンには、以下のような文があります。

Some people see charity as a religious or moral obligation, regardless of their personal economic circumstances. But for some, giving is a luxury rather than a necessity, and it can be put on hold when times get tough.

現代ビジネス英語2021年夏号

訳 人によっては、個人的な経済状況にかかわらず、慈善活動を宗教的または道徳的な義務と考える人もいます。しかし、中には寄付が必需品というよりも贅沢品であり、厳しい状況になると寄付を中断してしまう人もいます。

例えば、The Office of the Future というレッスンには、以下のような文があります。

The pandemic has already pushed millions of people to work from home. Americans have adopted a new outlook on remote work and don’t want to go back to the old ways.

現代ビジネス英語2021年夏号

訳 パンデミックの影響で、すでに何百万人もの人々が自宅で仕事をするようになっています。アメリカ人はリモートワークに対する新しい考え方を取り入れており、昔のやり方には戻りたくないと考えています。

次に、このテキストの特徴について、内容・構成・難易度の点から説明します。

【内容】現代社会を映すホットな話題

ビジネス英語という言葉から、仕事上の会話を想像する人がいるかと思います。しかし実際の中身は、ビジネスパースンが時事的な話題について自由に語っている感じです

NHK出版のページには、このような説明があります。

NHKラジオ「実践ビジネス英語」に続く、杉田敏の新シリーズ!新たに書き下ろした最先端のビジネスを取り上げたビニェットで、本物の英語力がつく、最強の1冊です(音声ダウンロードつき)。
季刊になっても狙いは変わりません。英語で雑談できるビジネスパーソンになっていただけるよう世界で話題のコンテンツを提供してゆきます。

NHK出版

各レッスンはどれも現代の多様な話題を取り扱っているため、一定の領域に関連する語彙も十分に覚えていくことができます。

また、英語のテキストとしての完成度の高さだけではなく、内容もまた素晴らしく、さまざまな有用な知識を得ることもできます

【構成】1冊で4レッスン

一冊のテキストには4つのレッスンが入っています

ひとつのレッスンは6個の部分に分かれていて、1~5個目までがビニェットと呼ばれる英文スクリプトで、最後の部分がクイズになっています。

各ビニェットには語句の解説もついているため、辞書を引く必要はありません。Word Watch というコーナーでは、特に注目すべきキーワードの解説が載っていて、私はこの部分を読むのがとても楽しく感じます。

【難易度】NHK英語としては最も難しい

NHK英語としては最高峰のレベルです。TOEICが900を超えても、知らない語彙は結構出てくるはずです

初心者がいきなりこの教材に取り組むのは避けた方が良いです。

他のビジネス英語の教材をお探しの方は、次の記事をどうぞ。

他の教材を知りたい人へ-NHK出版のサイト紹介

NHKの語学テキストの質は高く、安心して取り組めるのが特徴です。さまざまな本が出ています。

興味のあるあなたは、NHK出版のページを覗いてみてくださいね

この教材を使った私の音読の方法

あらかじめ語句の解説を参照しながら精読した後は、同じスクリプトのリスニングと音読をひたすら繰り返します。ただそれだけのシンプルな方法です。

調子が良ければ1レッスンのすべてを音読します。調子が出ない時は1つのヴィニェットだけ読む場合もあります。

たくさんのレッスンをこなすよりは、一つ一つのレッスンを着実にモノにしていくことを念頭に置いてやっています。

何回読んだかは、記録をつけています。数がたまってくると、自信が湧いてきます。

私は音読は弱点を発見する方法でもあると思っています。音読していって、ひっかかる部分が弱点になります。ひっかかるところがなくなって、全部スラスラ読めれば、合格点です

「ひっかかる」場合、これは以下の3つに分けられます。

  1. 語彙の知識がなく意味がつかめなくなる
  2. 文法がわからず意味がつかめなくなる
  3. 発音に自信が持てない

こういう部分に突き当たると、どうしても読むスピードが落ちたり、止まったりしてしまいます。また、自信がないので声も小さくなりがちです。

こういう弱点を見つけたら、テキストの日本語訳や解説の部分を読み返したり、音声を聴いてみたりします。

「音読する→ひっかかる部分に突き当たる→調べる、またはリスニングする→音読を続ける」というサイクルを繰り返していくと、じきに全文スラスラ読める日がやってきます

長文音読がもたらした劇的な効果

音読のスピーキングへの影響

やはり何度も繰り返し音読した英文はスピーキングでもすぐ口に出てきやすいです。体の内部に沁み込んでいくのでしょう

音読で覚えた語彙というのは、「知識として知っている語彙」を超えて、「実際に使える語彙」にまで昇格していることが多いです。

音読はさぼると滑らかに発声できなくなります。できれば毎日続けることが大切だと思います

気が乗らない日や、調子が出ない日も当然出てきます。やるのが面倒な日にも続けていくコツは、量を減らしてでも読んでみることです。一定の量にこだわらないことも大切です。

音読はリスニングの力も上げる

音読を継続するとなぜか英語の聞こえ方も違ってきます。個人差もあると思いますが、数か月程度続ければ実感できると思います。

ある日、テレビのニュースの中でふと聞いた外国人のスピーチの内容が自然につかめるようになったり、YouTubeで聞いた英語が素晴らしく理解できるようになっている自分を発見したりしました。

自分で発音できるということと、他人の発音が聞き取れるということは、脳の中で密接につながっているようです

それまではやみくもにリスニングを大量に繰り返して、聞き取る力を上げてきましたが、これには限界があると思います。

発想を転換して、自分で発声するようにするとリスニング力の上昇のスピードは上がっていきました。

短文の音読との違い

人によっては短文を音読していく方法を取った方がよい場合もあると思います。その理由は長文の音読は負荷が大きいためです

長文音読が初めての人は少しずつ慣らしていくことが大切です。英文の難易度が高すぎると感じた場合は、もっと易しめの教材に変えてみましょう。

習慣化しないうちは疲れてしまって、挫折する率も高くなると思います。しかし慣れてしまえば、スムーズに続けられるようになります。

長文音読のメリットは、ストーリー・論理展開の流れの中で関連語彙を一気に覚えられること、長文に対する苦手意識が克服できること、などがあります

脳全体のウォーミングアップにもなる音読

音読に慣れてしまうと、目で文字を追うだけでは薄っぺらい感じがしてきます。

音読をすることでしっかりとした経験として自分の中に蓄積される感覚です。

脳科学的には、より面倒な方法を取った方が、脳をよく働らかせることができるそうです。

音読により大脳の7 割以上の神経細胞が働くそうです。それは脳のトレーニングに最適な方法の1つと言われています

確かに長文の音読を十分にした後は、いろいろと発想が豊かになり生産性が上がることがあります。それだけ脳の働きが活発になっているのだと思います。

ただしやりすぎると疲れてしまうので注意が必要です。

まとめとおすすめ参考書-もはや欠かせなくなった音読学習

今の自分であれば、音読という学習法は間違いなくおすすめと言うことができます。

正直に言うと、私は音読習慣を始めるまでは声に出すということがとても面倒でした

音読が良いということは知っていたので、何度となくチャレンジしてみましたが習慣化することはありませんでした。

まず習慣化するまでがひとつの山場だと思いますが、それを越えて軌道に乗ってくると楽しくなってきて確実に効果も出てきます

最後に、「現代ビジネス英語」の前身である「実践ビジネス英語」のベスト集が2冊出ていますので、ご紹介しておきます。超ベテランの杉田敏先生の世界を、思う存分楽しめる内容になっていますので、かなりおすすめです。私にとっては宝物のような本です。