- 英語学習で進歩が感じられないと、落ち込んで意欲を失います。
- この記事では私の体験から、英語学習でのスランプ脱出策を考えます。
- 伸び悩みを解決し、モチベーションを維持するヒントが得られると幸いです。
学習が続かない要因と対策
「行動力」が足りない
短時間でも勉強する
何もしないまま時間が過ぎていくときは、「とにかく行動を起こす」こと。
とりあえず、形だけでも机に向かってみる。
薄い本でも、分厚い参考書の一部でも、短時間のYouTube動画でもかまいません。5分だけ、10分だけでもいいからやってみようと考えることです。うまくいけば、30分~1時間ぐらい集中できることもあります。
少しずつでも積み重ねる
まったく勉強しないのと、少しでも勉強したのとでは、長い目で見れば大きな違いです。
短時間でも毎日やれば、結果は積み重なります。「ちりも積もれば山となる」です。
勉強の習慣を作る
1日のなかの決まった時間に英語に触れる習慣を作ると、さらに効果的です。
早起きして勉強する、電車やバスの移動時間はリスニングをする、夜は自宅でライティングをするなど。
続けていれば道が開けます。やめたら、そこで終わりです。
期限を設定する
比較的余裕のあるときは、迷わず講座や試験に申し込みましょう。たとえば、1か月後にテストがあるから、それに向けて勉強しようと思えます。
期限を設定して「それまでに〇〇をする」と決めることは、やる気を出すために役立ちます。人間は期限があったほうが頑張りやすいようです。
全体像をとらえる
教材を使うときは、はじめは細部にこだわらず最後まで目を通してみます。
細かい部分は2周目以降にやればよいのです。まず粗削りでもいいので全体像をつかみます。
「振り返り」が足りない
学習記録をつける
日々の学習記録をつけましょう。できれば、数値化・グラフ化をしましょう。
やれた部分とやれていない部分が客観的に一目瞭然となります。勉強時間もチェックできます。数字で表すと達成感を得やすくなり、モチベーションも上がります。
好きな勉強ばかりする傾向は、誰にでもあると思います。しかし、避けがちな勉強にこそ大きな伸びしろが隠されています。自分がどんな勉強を回避しがちなのかも把握しましょう。
私の学習記録の例を紹介している記事はこちらです。
試験結果を分析する
試験結果のデータをちゃんと活用していますか? 試験の受けっぱなしは、もったいないです。
どちらも詳細に結果が分析されています。
全体としてのレベルだけでなく、さらに下位の項目について、何が得意で何が弱点かを把握してください。
私も以前、「文法や語彙は得意、リスニングが苦手」などと自己分析をしました。そうすると、今後の課題が見えてきます。
CASEC を知りたい人は、こちらの記事をどうぞ。
目標設定を考え直す
目標設定を見直しましょう。いつのまにか、あれもこれもやろうとしている場合があります。
目標は絞ります。また、目指すレベルが高すぎ(低すぎ)ないか考えます。
たとえば、漠然とした「英会話がうまくなりたい」ではなく、「この本を最後までやろう」などの具体的目標を立てます。
計画に無理がないようにうまく調節します。
将来的に何か不測の事態が起きるかもしれません。計画には余裕を持たせましょう。
「教材選択力」が足りない
教材の選び方
教材の選び方や使い方はとても重要です。
世の中には数えきれないほどの英語の参考書・教材があります。とくに初心者の人は何を選んだらよいか迷います。
書評のレビューが確かでないこともあります。立場の異なる多くの人の意見を参考にして、買うかどうかを決めましょう。自分との相性も考えましょう。
購入したら、「本書の使い方」のページにも目を通しましょう。
不要な教材は買わない
初心者なのに上級者向けの本を購入する人もいます。
私も本屋さんで衝動買いをすると、たいして読まずに積ん読になる場合もありました。後悔のもとです。
現在取り組んでいる本がある場合は、浮気しないでその本を地道に繰り返しましょう。
テレビ・ラジオ・アプリ等も活用する
また、紙媒体だけでなくテレビ・ラジオやインターネットの教材を見落としていませんか? とても良いものがあります。
YouTubeの無料動画も国内外で良質なものがあります。
アプリもいろいろあります。たとえば、「ポケット語学」はいいですよ。
ある程度のレベルに達したら、外国の英語の教科書もおすすめです。English Grammar in Use という文法書などは有名です。
新しい教材のチェック
定番の教材だけでなく、最新刊もチェックしましょう。
豆知識
英語を学んでいると出会う人。
他人の夢に水を差す人も現れたりします。
英語をやっていると意味ないとか、必要ないとか言ってくる人が出てくるものである。
余計なお世話である。
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まとめ
私もスランプを経験してきました。
今回お話ししたことを実践することで、現在まで英語学習を継続できています。
おおもとには英語が好きな気持ちがあるからかもしれません。
英語学習に関して私がハッとさせられた本は、英語を声に出して学ぶことを提唱したこの本です。第一部では音読の有効性が詳しく語られています。著者の國弘正雄さんは「同時通訳の神様」と呼ばれ、文化放送「百万人の英語」の講師として、大学教授として、そして国の外交交渉でも活躍された有名人です。