- 英語を聞く時間が少ないと、聞き取りの力が伸びません。
- この記事では歩きながらリスニングする方法を解説します。
- おすすめ教材は「遠山顕の英会話楽習」(追記2021年10月で閉講)です。
聞く時間を増やす必要性
多忙な社会人は、英語を聞く時間をどう確保したらいいでしょう?
英会話をしようと思えば、英語を話す力とともに正確に聞き取る力が必要です。
リスニングの力を伸ばすには、英語を聞く時間を増やすことがどうしても必要です。
リスニング散歩とは
じつは、外出時の移動時間などをリスニングに使う方法があります。リスニングは、スマホやイヤホンがあれば外でもできます。
健康によい散歩
晴れた休日に街や公園を歩くとよい気分転換になります。青空のもと緑の樹々のなかを風を感じながら歩くのはいいものです。
ウォーキングは、誰もが取り組みやすいです。健康増進、病気予防の効果が期待できます。
歩きながら聞く
私は通勤や旅行、散歩でも、移動中はイヤホンをつけて英語や音楽を聞いていることが多いです。
英語のリスニングをしながら歩くのは、運動と英語学習を同時に行えるメリットがあります。
私の場合、歩きながら聞くほうが、室内でやるよりはかどるようです。脳の血の流れと関係しているからでしょうか?
みなさまにもお勧めしたいです。ただし、集中しすぎないで周りを見て歩いてください。危ないですから。
携帯アプリの歩数計は、モチベーション維持に役立ちます。リスニングの回数を記録してもいいでしょう。
リスニング散歩に役立つ道具は、スマホ、軽量の靴、小型水筒などです。
リスニング散歩の実際
教材の選定
TOEICをやっていた頃は、公式問題集のパート3・4を聞きながら歩いていました。
その後、たどり着いた教材はNHK英語講座の『遠山顕の英会話楽習』です。日常で使う、自然な表現が学べる講座です。
私には、難易度的にちょうどいい感じでした。難しい教材をリスニングするのは、散歩には不向きです。
※遠山顕の英会話楽習は2021年の10月で最終号となりました。この記事は私の勉強記録として残しておきます。
英会話楽習の特徴は、次の通りです。
- 実際に役立つ「会話のやりとりのパターン」が学べる。
- 会話の「決まり文句」や「イディオム」がたくさん出てくる。
- 毎月テーマが変わり、多様なシチュエーションの英語が学べる。
英会話楽習は、堅苦しくなく、ストーリーがあり、軽妙な会話のやり取りが面白いです。
実際、英会話楽習レベルの英語がしゃべれたら、その人の実力は相当なものです。
私のやり方
まず、自宅でテキストの Dialog の部分をよく読んで、知らない単語・表現はチェックしておきます。そして、 Dialog 以外の部分もできるだけ目を通します。(英会話楽習では毎月8回分の Dialog があります)
スマホには音声を入れておきます。チケットを買うとインターネットからダウンロードできます。編集して Dialog のみ連続して聞けるようにしておきます。
その後、歩きながら Dialog を繰り返し聞いて、英語を体に染み込ませます。たまにテキストを見ながら聞くと、新しい発見があります。言葉の意味を忘れたときも、その都度テキストで確認します。
聞き流しとは違う
漫然と音声を聞き流していればよいという勉強ではありません。
テキストを読む。音声を聞く。この二つの往復運動が大切です。「テキストを読みながら聞く」のもよいでしょう。たまには音読もしてみましょう。
わざと再生スピードを速くして聞く人もいるようです。私は通常のスピードです。
ひとつの教材ばかり聞いていると飽きてきます。ただ、他の教材に手を出しすぎると消化不良に陥ります。あまり広げすぎないで、狭く深く聞きこむことも大事です。
リスニング散歩の効果
継続した回数
英会話楽習はかなりの回数を聞きこんでいます。初年度の英会話楽習は12冊それぞれ400回程聴いています。
他の教材も使っていますが、英会話楽習を一番聞いています。
聞き続けていると、英語のリズムや流れが身体に染み込んでいきます。
発話スピードへの慣れ
たとえば、テレビでニュースなどを聞いていると、ネイティブが普通のスピードで話している場面があります。
以前はよく聞き取れませんでした。最近は7~8割以上わかります。(速すぎる英語や、クセのある英語は相変わらずチンプンカンプンです)
続けていると少しずつ効果が出てくると確信しています。
他のおすすめ教材
遠山顕先生は以前、「ラジオ英会話」を長く担当されていました。そのエッセンスを凝縮した優れた教材があります。
ラジオ英会話ダイアログ傑作選―Meet the Does ジョン・ドウ一家の慌ただしい日常
ナチュラルな日常会話が詰まった本です。毎月、NHK講座のテキストを買う代わりに、まとめて買いたいという人にはおすすめです。
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まとめ
時間があれば、スピーキングの練習もやりましょう。リスニングの力も一緒に伸びます。
リスニングができないときは、本当に聞けるようになるか不安でした。
しかし、聞く練習時間を増やすと、不思議と聞けるようになります。