柴田真一『やさしいビジネス英会話』とTEX加藤『金のセンテンス』の書評

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この記事を書いた人
カフェの勉さん

千葉県出身の英語マニア。文系大学院を修了。
40代に入った頃から英語をやり直し、本業の対人サービス業(国家資格)をしながらTOEICで905点を達成。英語業務の経験あり。

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仕事で英会話をしたい時に役立つ本を紹介します。
実際に私が使ってみた本の中から、本当に役に立つ、使いやすいものを2つだけ厳選してみました。私の根気の問題かもしれないけれど、信頼できる本でないと長続きしないんですよ。

あらかじめ調べて質の良い本を探すことは大事よね。面白い本は何度も読みたくなるわよね!

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おすすめ本を選んだ基準

海外とのビジネスに関心を持つ企業は今後ますます増えていくでしょう。

ビジネスの場面での英会話は、丁寧なものの言い方やフォーマルな表現が求められます。日常英会話とは別に、仕事用の英語を身につける必要があります。

実際に仕事で英語を使う必要が出てきて「さて勉強しよう」と思った場合に、どのような参考書を選べば効率的に勉強できるでしょうか

今回はそのような方のために、おすすめの本を紹介することにしました。

おすすめ本を選んだ基準
  • ビジネスの場面で本当に使える生きた表現が凝縮されていること
  • 文や文章の中で必要な単語やフレーズを覚えられること
  • リスニングにも適した教材であること
  • 信頼できる著者であること
  • 私が実際に購入し、使いやすいと感じたもの

この基準に合う参考書を厳選し、ある程度の英語の基礎力を持った方向けに、自信をもってお勧めできる2つの本に絞り込みました。

本を実際に使ってみて良し悪しを自分で判断することも大事。

『10億人に通じる!やさしいビジネス英会話』

本書の特徴

2016年3月に出版された、2015年度のNHKラジオ『入門ビジネス英語』のテキストを再編集した本です。1年分のラジオ講座の内容がまとめて手に入ります。CDも付いています。

講師の柴田真一先生は企業で海外勤務を20年にわたって続けた後に大学教員になった人です。本書にはその実体験から得られた、本当に使える英語表現とコミュニケーションスキルについて詳しく書かれています。

会話形式のビジネスシーンとして、セミナーに出会った人に話しかける場面から始まり、プレゼンテーションやミーティングの進め方、顧客との交渉の場面、同僚とのやりとり、日本文化について語る場面まで、6章に分けられています

それらに加えて、役に立つフレーズを用いた例文も豊富に紹介されており、関連するビジネスマナーやスキルについても解説されています。

使い方と感想

付属のCDを聴いてみた感想としては、いろんな声のスピーカーが登場するため多様な英語が聴けることと、章ごとにストーリーになっているので楽しく飽きないということです。

私は、リスニングが好きなので、その教材として用いるようにしています。ふだんはテキストを見ずに音声だけ聴きます。たまに本文を読みながらリスニングをして、聞き漏らしがないかチェックすることもしています。

ビジネスマナーやスキルについても書かれているので、単なる言葉の学習だけに終わらない教材になっており素晴らしいです。

関連する教材・講座

もっと初心者の方には『シンプルフレーズで相手を動かす!初めてのビジネス英会話』という本があります。この本は同じく柴田先生が執筆され、2019年11月に出版されました。やはりCDも付いています。先ほどの本と比較すると、ページ数も少なく、内容がシンプルで取り組みやすいです。

また、ゆっくり時間をかけて取り組みたい人はNHKのラジオ講座の『入門ビジネス英語』を毎月聞くのも良いでしょう。ひと月ごとに着実に取り組むことで、少しずつ確かな英語力がついてきます。実用的なビジネス英語の基礎編として最適です。

さらに上級の『実践ビジネス英語』という講座に進むと、さらに高度なビジネス英語に出会うことができます。NHK英語の中では最もレベルの高い講座です。高度な英語の「雑談力」を身につけることが意図されています。

NHKのラジオ講座は良質なものがそろっていますよ。

『TOEIC L&R TEST 出る単特急 金のセンテンス』

本書の特徴

TEX加藤先生のベストセラー『金のフレーズ』の姉妹書です。音声は朝日新聞出版社のホームページで無料ダウンロードができます。音声には英語版・日英版・基礎版の3種類があり、レベルに応じて使い分けができ、とても親切だと感じました。

中身はわずか360個の英文の中に、『金のフレーズ』のすべての見出し語1000語を含む重要な単語・表現が約1500個入っており、大変密度が濃くなっています

この内容で1000円以下で買えるというのは、とてもお得です。

TEX加藤先生は、常に最新の出題傾向も研究されている方なので、本当にTOEICらしい頻出の単語が盛りだくさんです。解説の細部にまで有益な情報が詰まっているので、余すところなく読み込むことをお勧めします。

特急シリーズにしては厚めの本でボリューム感がありますが、それでも持ち運びには困りません。

姉妹書『金のフレーズ』との違い

『金のフレーズ』と違うところは、文の中で効率的に単語が覚えられる点です

私がTOEICに関わっていた2015~2017年の頃は、まだこの本が登場していなかったので、TOEIC用の単語集としては『金のフレーズ』の方を使用していました。

当時もし『金のセンテンス』があったら良かったとも思いますが、内容が難しく感じていたかもしれません。現在の私の好みとしては、文や文章の中で覚える方が好きなので、圧倒的に『金のセンテンス』の方を聴いています。

難易度や密度は、『金のセンテンス』の方が高いです

ちなみに『銀のフレーズ』は『金のフレーズ』より、基本的な語彙を固めるのに適しています。

使い方と感想

TOEICの試験対策はもちろん、語彙増強や読解スピードを上げるためなど、いろいろな使い方ができると思われます。私はリスニングの教材として使うことが多いです

購入してまず初めにやったことは、すべての文に目を通し、未知の単語をチェックして意味を覚えるようにしました。それからは出かけた先でスマホに入れた音声を繰り返し聴くというやり方でやっています。

私は目標の900点を超えたためTOEICを卒業しましたが、それでもこの本だけはTOEICのセンスを忘れないために現在でも聴くようにしています。

それほど本書にはTOEICのエッセンスが詰まっていて、本当に頼りになる一冊です

ひとつの文の中に、重要な表現がいくつも詰まっているDUO3.0のような教材だね。非常に効率的だ。

まとめ

私のビジネス英語に関するおすすめ参考書の特徴を比較してまとめると以下のようになります。

『10億人に通じる!やさしいビジネス英会話』具体的なやりとりの仕方とマナーを学べる
『TOEIC L&R TEST 出る単特急 金のセンテンス』必要な語彙が効率よく網羅的に学べる

今のところこの2冊は私のお気に入りの参考書です。

仕事で英会話に関わる時に役立つ情報がたくさん詰まっています。

NHKラジオ講座とTOEICから一つずつ選びました。